断捨離
本を読んだら売る!シンプルライフを実現する読書家のための本の処分術
本は知識の宝庫であり、読書は人生を豊かにする素晴らしい趣味です。
しかし、読書家にとって本の収納は永遠の課題といえるでしょう。
限られたスペースに本棚を設置し、そこに本を詰め込んでいくと、いつしか部屋は本で埋め尽くされ、生活空間が圧迫されていきます。
本棚を置くことで失われる空間や、本棚の転倒リスク、そして増え続ける本への心理的プレッシャーなど、本好きが直面する悩みは尽きません。
でも、本を手放すことに躊躇してしまい、なかなか行動に移せないのが読書家の性というもの。
そこで本記事では、環境や空間に配慮しつつ読書を楽しむ方法をご提案します。
本棚を設置せずに本を管理し、不要になった本は手放す。
そうすることで、スペースを有効活用しながら読書の喜びを持続させることができるのです。
自宅の限られたスペースを賢く使い、快適な読書ライフを送るヒントが見つかれば幸いです。
さっそく、本を溜め込まずに楽しむ読書術について探っていきましょう。
□本棚を置かない理由
1:スペースの無駄遣いを避ける
本棚は、タンスや冷蔵庫に匹敵する大型家具の一つです。
部屋に本棚を設置すると、その分だけ使えるスペースが減ってしまいます。
また、背の高い家具があると部屋に圧迫感が生まれ、狭く感じる原因にもなります。
2:転倒のリスクを減らす
阪神大震災の負傷者の約半数が家具・電化製品の下敷きになったというデータがあるように、地震の際に本棚が倒れると大変危険です。
本棚は背が高く、保管している本の重量も相まって、倒れた際の被害は甚大。
転倒防止器具を使っても、本が飛び出すのを完全に防ぐのは難しいでしょう。
3:際限のない本の収集を防ぐ
本棚という収納スペースがあると、ついつい買った本をどんどん詰め込んでしまいがち。
全く読み返さない本も、買ってから一度も読んでいない本も、とりあえず本棚へ。
気づけば、本棚から本があふれ、増え続ける一方という状況に。
本棚を置くことで生じるこれらのデメリット。
スペースの確保と、本の収集への歯止めという観点から、本棚を設置しない選択肢を考えてみるのもよいかもしれません。
□本を読んだら売る:フリマアプリで簡単に
1:スペースを取らずに本が処分できる
本を読み終わったら、自宅に置いておかずにフリマアプリで販売するのがおすすめです。
メルカリやラクマといったアプリを利用すれば、手軽に本を売ることができます。
出品のために商品撮影や説明文の作成、梱包・発送など一定の手間はかかりますが、個人間で気軽に取引できるのがフリマアプリの魅力。
売れるまでの間、本を保管しておくスペースは最小限で済みます。
2:高値で売れる可能性がある
フリマアプリでは、本人が価格を決められるので、状態のよい本は定価の半額以上で売れることも。
特にビジネス書や実用書、発売されたばかりの本などは、買取店舗よりも高く売れるケースが多いようです。
自分で1冊ずつ販売する手間は省けませんが、その分得られる収入は魅力的。
少しでも高く売って、本代の回収を目指したいという方に最適の方法です。
3:出品から入金まで安心のシステム
フリマアプリは、住所や氏名を開示せずに取引を完結できるので安心。
売上金も、アプリ内の口座を経由して指定の銀行口座に振り込んでもらえます。
匿名配送に対応しているので、プライバシーの観点からも安全。
荷物の追跡もできるので、配送トラブルの心配も少ないでしょう。
不要になった本は、フリマアプリを使って売ってしまうのがベストな選択肢の一つ。
読書を楽しみながら、家の中をすっきりさせることができるのです。
□断捨離で得られる清々しい空間
1:スペースに余裕が生まれる
断捨離は、モノを手放すことで空間に余裕を作り出す行為です。
不要な本を思い切って手放すことで、これまで本棚を圧迫していたスペースを他の用途に活用できるようになります。
雑然としていた空間が、断捨離によってすっきりとした印象に。
心までも軽くなるような開放感を味わえることでしょう。
2:大切な本を見つけ出せる
本棚を整理する過程で、これまで埋もれていた大切な1冊に再会できるかもしれません。
何年も前に読んで感銘を受けた本、もう一度読み返したいと思っていた本が、断捨離をきっかけに日の目を見る。
そんなうれしい発見もありえます。
本棚の奥底に眠っていた、隠れた名作との運命の再会。
断捨離は、宝探しのようなわくわくした体験にもなり得るのです。
3:本当に必要な本が見えてくる
思い切って手放すことで、自分にとって本当に必要な本が明確になります。
残った本を眺めれば、改めて自分の趣味嗜好を認識できるはず。
ミステリが多いのか、ファンタジーが好きなのか、それともビジネス書ばかりなのか。
普段はあまり意識していない自分の傾向が、断捨離によって浮き彫りになるのです。
4:読書の質が高まる
断捨離で本棚をスリム化し、厳選した本だけを手元に置いておけば、読書の質の向上につながります。
選りすぐりの本に囲まれることで、より深く集中して読書に没頭できるようになるでしょう。
読み応えのある本、読み返したくなる本を厳選して本棚に並べる。
そうすることで、以前よりも充実した読書タイムを過ごせるはずです。
不要な本を思い切って手放し、自分にとって本当に大切な本を見極める。
そうやって本棚を整理することが、質の高い読書ライフを送るための第一歩となるのです。
□持続可能な読書習慣のための戦略
1:図書館やブックカフェを活用する
すべての本を購入して読むのは、スペースの面でも経済的な面でも難しいもの。
そんな時は、図書館やブックカフェを利用するのも一つの手。
図書館は、無料で気軽に本を借りられるのが魅力。
貸出期間が設定されているので、ついつい積読になりがちな状況も防げます。
幅広いジャンルの蔵書があるので、新しい分野の本に触れるチャンスにも。
一方、ブックカフェは、本を読みながらゆったりとした時間を過ごせる空間。
飲食代はかかりますが、そこで出会った本は店舗で購入することもできます。
リラックスしながら読書を楽しみたい時におすすめです。
2:電子書籍サービスを利用する
書籍の電子化が進み、いつでもどこでも手軽に読書を楽しめる時代に。
電子書籍は、スペースを取らずに大量の本を所有できるのが何よりの利点。
読み放題のサービスに加入すれば、定額料金で読み放題。
通勤電車の中や、外出先の空き時間に、スマホやタブレットで本を読む。
そんな読書のスタイルを確立すれば、自宅に本を置かずに読書をエンジョイできます。
電子コミックサービスも充実しているので、漫画好きの方にもおすすめ。
何十冊にもなる長期連載の漫画も、電子書籍なら収納を気にすることなく読み進められます。
3:読んだ本は手放す習慣を
本は読み終わったらすぐに手放す。
そんな習慣を身につけることが、持続可能な読書ライフへの近道です。
フリマアプリなどを活用して、読後の本をどんどん売ってしまいましょう。
多少の手間はかかりますが、本代の一部が回収できるのは魅力的。
こまめに本を売る習慣が身についていけば、次第に抵抗もなくなっていくはず。
図書館から借りた本は、返却期限を守ってきちんと返却。
電子書籍も、読み終わったらデータを削除する。
あらゆる工夫を凝らして、自宅に不要な本を残さないよう心掛けましょう。
読書は人生の大きな楽しみの一つ。
でも、それに使うスペースや購入費用をできるだけ最小限に抑えることが賢明です。
本にまつわる環境を整え、末永く読書を楽しむための戦略を練ってみてはいかがでしょうか。
□まとめ
本記事では、限られた空間を有効に使いつつ、読書をエンジョイする方法について考えてきました。
本棚は、設置することで生活スペースを圧迫したり、転倒のリスクが生じたりと、デメリットが少なくありません。
また、本を際限なく集める行為は、経済的にも心理的にも負担になり得ます。
そこで、読んだら売る方法も良いでしょう。
スペースを取らずに本を処分でき、少しでも高値で売れる可能性があるのが魅力です。
また、思い切って本を断捨離することで、これまで以上に充実した読書ライフが送れるようになるでしょう。
自分にとって本当に必要な本だけを厳選し、それらに囲まれて読書の質を高めていくのです。
持続可能な読書習慣を築くためには、図書館やブックカフェの利用、電子書籍サービスの活用など、外部の力を借りるのも効果的。
そして何より、読後の本は手放す習慣を身につけることが肝要です。
人生をより豊かにしてくれる読書という趣味。
それを末永く楽しむための知恵を身につけ、理想の読書ライフを実現していきましょう。
自宅は心地よい安らぎの空間であるべき。
本に囲まれすぎて窮屈な思いをするくらいなら、思い切って本を手放すことも時には必要です。
モノは適量が心地よい。
読書だってそれは同じこと。
自分にとってベストな量の本に囲まれて、ゆったりと心豊かな読書タイムを過ごせたら、それ以上の幸せはないのかもしれません。