買取のコツ

宅配買取でポケカを買い取ってもらう際に気を付けておくべき査定のポイントとは？

ポケモンカードの買取はどのような相場なのか気になっている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、宅配買取でポケカを買い取ってもらう際に気をつけるべきポイントについて紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

□ポケカの買取価格の相場とは？

ポケモンカードの買取価格は、カードによって大きく異なります。
3つのパターンに分けて平均買取価格を紹介するので、一緒に見ていきましょう。

・初期カード（旧裏面）

1996年から発売されたポケモンカードで、初期のころに発売されていたカードを「旧裏面カード」と呼びます。
このカードは、現在発売されているものとは裏面の模様が異なるので、このように呼ばれています。
旧裏面カードは国内だけでなく、国外からも人気の種類です。

初期カードの買取価格の一例は、以下のようになっています。
・ピカチュウ Lv.12 旧S No.025 C：15,000円
・リザードン Lv.76 旧1 No.006 R：25,000円
・ギャラドス Lv.41 旧S No.130 R：25,000円

汚れや傷があっても高価買取が期待できるほどの人気カードです。
お持ちの方は、一度査定に出してみことをおすすめします。

・最新弾

最新カードの一例として、「白銀のアルカナ」に収録されているカードの買取例は以下のようになっています。
・セレナ S11a 081/068 SR：31,500円
・ふりそで SR：7,500円
・エネルギーつけかえ UR：2000円

このシリーズのみならず、最近のポケモンカードの買取相場の特徴として、上記のような「トレーナーズカード」が高価買取になりやすい傾向があります。
中でも、人気カードである「セレナSR」は、数万円の買取価格がつくことも珍しくありません。

白銀のアルカナの前弾に当たる「ロストアビス」の買取価格一例は、以下のようになっています。
・ギラティナV S11 111/100 SR：30,000円
・おじょうさま S11 114/100 SR：5,150円
・プテラV SR：4,200円

このシリーズで特筆するべきカードは、「ギラティナV」です。
拡張パックの表紙を飾るポケモンであり、さらに人気の高いポケモンでもあるので、買取価格が高くなっています。
その他には、「おじょうさま」も高価買取となっているカードですが、徐々に買取価格は下がってきている傾向があります。
そのため、買取価格が高いうちに売却することをおすすめします。

・その他のシリーズ

上記以外にも、買取市場で人気のカードの買取価格について紹介します。
まずは、「ひかるポケモン」シリーズです。
以下が買取価格の一例となっています。
・ひかるミュウ(H)：9,000円
・ひかるレックウザ(H)：7,000円
・ひかるセレビィ(H)：2,400円

ひかるポケモンシリーズは、通常のキラカードとは異なる光り方をするので、コレクションとして保有している方が多い種類です。
このシリーズの中でも、「月刊コロコロコミック」の付録としてついてきた「ひかるミュウ」は、出回っている数こそ多いですが、状態の良いものが少ないため、買取価格が高くなっています。
また、人気のシリーズなので、買取価格は比較的安定しています。

2021年5月に発売された「イーブイヒーローズ」は、多くの店舗で高額買取されているシリーズです。
以下が、買取価格の一例です。
・ブラッキーVMAX HR：160,000円
・リーフィアVMAX HR：48,000円
・ニンフィアVMAX HR：80,000円

このシリーズは、人気キャラクターが多く収録されている点や、パック自体の入手が困難な点である点から、買取価格が高くなっている傾向があります。
発売当時から入手困難といわれており、定価で購入することが難しいとされてきました。

ポケモンカードの人気自体とも相まって、高値で取引されるカードが多くなっています。
1年前の買取価格と比較して2倍以上になっているものもあり、依然として買い取り額は上昇しています。

収録されているパックに関わらず、「トレーナーズカード」は高額買取カードが多く存在しています。
以下は、トレーナーズカードの買取価格の一例です。

・リーリエSM+4 119/114 SR：350,000円
・リーリエ PROMO 397/SM-P PROMO：1,500,000円
・マリィ S1H 068/060 SR：105,000円

トレーナーズカードとは、さまざまな効果を持っているカードのことで、バトルを手助けしてくれる役割があります。
通常は、「ハイパーレア(HR)」の方が珍しいレアリティのため、買取金額も高くなる傾向がありますが、虹色に光るカードのため、カードの絵柄がはっきり見えないことがあります。

そのため、キャラクターの表情がはっきり見えやすい「スーパーレア(SR)」の方が、人気が高い傾向にあります。

“がんばリーリエ”の相性で親しまれている「リーリエSM+4 119/114 SR」や、大会景品である「リーリエ PROMO 397/SM-P PROMO」は、知名度と流通量の少なさ、キャラクター自体の人気から、買取金額はかなり高額になっています。

□高く売れるポケモンカードの特徴とは？

1つ目は、レアリティが高い点です。
ポケモンカードには、7つのレアリティが定められており、カードの左下で確認できます。
レアリティは、高い順から以下のように並んでいます。

・ウルトラレア(UR)
・ハイパーレア(HR)
・スーパーレア(SR)
・ダブルレア(RR)
・レア(R)
・アンコモン(U)
・コモン(C)

基本的には、レアリティが高いカードほど価値が高くなり、買取価格もそれに合わせて高くなります。
中には、SRのカードでもURより買取価格が高くなるものもあります。

2つ目は、希少価値がある点です。
大会の景品や、雑誌の付録などのプロモカードは、配布される枚数に限りがあるので、希少価値が上がって買取価格が高額になるケースが多いです。

2022年に世界最高額の価格がついたピカチュウのホログラフィックカードは、40枚ほどしか生産されておらず、さらにコンディションの良いものが2枚しか存在していなかったことから、価格の跳ね上がったカードです。

3つ目は、キャラクター自身の知名度や人気です。
キャラクターの知名度や人気によっては、カード自体の強さに関係なく高値で取引されることがあります。

デザインの良さで人気が出ることもあり、コレクター精神をくすぐられるカードもたくさん存在しています。
傾向としては、ヒロインに人気が集まりやすいので、上記で紹介した「リーリエ」や「マリィ」などはカード自体の強さには関係なく高額で取引されています。

4つ目は、初期のカードや旧裏面のカードです。
1996年から2001年まで発売されていた旧裏面のカードは、それだけで価値のあるカードです。
現在の大会では使用できませんが、コレクターからの需要が高いために取引価格が高くなっています。
初期の印刷ミスで有名な「かいりきリザードン」は、出回っている枚数も少ないことから、高値になりやすいカードです。

5つ目は、効果や性能が対戦面で強い点です。
効果や性能が高いカードは、対戦の際に使用するユーザーが多いので、レアリティが低くてもある程度の買取価格がつくことがあります。
しかし、これらのカードは、ルール改正によって対戦環境に変化が出た場合に買取価格が大きく変動する点に気をつけましょう。

□宅配買取においてポケモンカードを高単価で売却する方法とは？

＊カードに汚れや傷がつかないように保管する

ポケモンカードを高単価で買い取ってもらうには、まずカードに傷や汚れが付かないように補完しておくことが大切です。
買取業者が提示している買取価格は、新品の状態や美品の状態が前提となっていることがほとんど。

そのため、カードが反ってしまったり、角が削れてしまったりしていると、査定額が下がってしまうケースが多いです。

カードに傷や汚れが付かないように、スリーブやファイルに入れて保管しておきましょう。
また、汚れがついている場合は、乾いた布でさっと拭き取ると良いでしょう。

＊レアリティごとに分けて査定に出す

レアリティごとに分けて査定に出すことで、査定金額が上がる可能性もあります。
レアリティを分けずに査定に出してしまうと、依頼を受けたカードを誤って同じレアリティとして判断してしまう可能性があります。
しっかり価値をしてもらうためにも、レアリティの高いカードとそうではないカードに分けておいて、査定をスムーズにすすめてもらいましょう。